オルカンで始める!初心者でも続けられる“ほったらかし投資術”

はじめに:なぜ今「ほったらかし投資」が注目されているのか?
忙しい現代人にとって、「投資に時間をかけたくない」「でも資産形成はしたい」というのが本音ではないでしょうか?
そんな方にぴったりなのが「ほったらかし投資術」。なかでも、低コストで全世界に分散投資ができる「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」は、その代表格です。
本記事では、これから投資を始めたい初心者の方に向けて、「オルカン」を使った“ほったらかし投資”の始め方・考え方・続け方を4ステップで解説します。
Step 1|オルカンとは? なぜ選ばれるのか
オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称で、これ1本で全世界の株式市場に分散投資ができる投資信託です。
オルカンの魅力
- 世界中の株式にまるごと投資(先進国も新興国も含む)
- 業界最安水準の運用コスト(信託報酬0.05775%)
- 長期投資に適したインデックス型
インデックス投資家や投資系YouTuberの多くが推奨するこのファンドは、まさに「投資初心者の味方」です。
Step 2|準備:始める前に整えておくべき3つのこと
生活防衛資金を確保する
まず最初にすべきは、投資とは別に生活費の3〜6ヶ月分を現金で確保すること。投資で損失が出ても、生活が揺らがないように準備をしておきましょう。
つみたてNISAや新NISAを活用する
税制優遇のある口座で投資を始めると、運用益が非課税になります。まずは「つみたてNISA」または2024年からスタートした「新NISA」口座を開設しましょう。
投資の目的を決めておく
・老後資金
・教育資金
・住宅購入 など
明確な目的があれば、ブレずに続けるモチベーションになります。
Step 3|オルカンで“ほったらかし投資”を始める
どこで買う? おすすめはネット証券
SBI証券、楽天証券などで簡単にオルカンを積立設定できます。
積立金額は? 毎月の予算設定
無理のない金額からスタートしましょう。
たとえば、毎月30,000円を積立てて、年利5%で20年間続けた場合、約1,230万円になります。
(元本720万円に対して、運用益約510万円)
積立設定方法
ネット証券のアプリから「投信積立」→「オルカン」を選び、金額と日付を設定するだけ。投資に時間をかけたくない人でも数分で完了します。
Step 4|リバランスとメンタル管理の重要性
年1回のリバランスでOK
株価が大きく上下した年は、資産配分の見直し(リバランス)をしましょう。とはいえ、オルカン1本で完結している場合、売買せずとも問題ないことが多いです。
暴落時の“心の持ち方”
相場が下がると不安になりますが、「暴落は安く買えるチャンス」と割り切るのが長期投資家の基本姿勢です。
“放っておく勇気”が、ほったらかし投資の最大の武器になります。
実例で見る!ほったらかし投資の成果
オルカンが設定された2018年から現在までの成績(2025年現在)は、**年平均リターン6〜8%**と非常に堅調です。
暴落の年を含めても、時間を味方につけた人ほど利益を伸ばしています。
たとえば以下のようなケースがあります:
- 毎月3万円×7年(2018〜2025年)→ 約320万円(元本252万+リターン)
- 2020年のコロナショック時に始めた人→ 3年で+30%以上の実績
よくある質問(FAQ)
Q. オルカンとS&P500はどちらがいいの?
→ 米国偏重か、全世界分散かの違い。初心者には分散性の高いオルカンが無難です。
Q. 途中でやめたくなったら?
→ 積立はいつでも停止・解約が可能。売却タイミングも自由です。
まとめ:今すぐ「放ったらかし投資」を始めよう
「オルカン」は、投資初心者でも迷わず始められる“世界分散投資”の最適解です。
- 難しい知識なし
- 手間も少なく
- 長期でしっかり育つ
という三拍子が揃った「放っておくだけ」の投資法。今の一歩が、将来の安心へとつながります。さっそく、証券口座を開設して、あなたも“ほったらかし投資家”の第一歩を踏み出してみませんか?
紹介した書籍は以下となります。