【体験談】飛行機内の歯ぎしりで奥歯が割れた!最終的にインプラントを選んだ理由と後悔しない対策とは?

この記事が“将来の歯を守りたい人”に役立つ理由
「奥歯の銀歯がうずく」「再治療を繰り返している」「インプラントって実際どうなの?」
そんな悩みを抱えている方にこそ、この記事を読んでほしいと思います。
私はかつて、銀歯をかぶせた奥歯が“飛行機内で寝ている間の歯ぎしり”で割れてしまい、最終的にインプラントを選択することになりました。
この記事では、以下のポイントを私の実体験を交えて紹介します:
- 銀歯+根管治療済みの歯がなぜ割れやすいのか
- 飛行機内での歯ぎしりがリスクになる理由
- インプラント治療の実際の流れと費用感
- 再発防止に役立つマウスピースの重要性
「まさかそんなことで歯が…」と思ったあなた。この記事が、歯を失わないためのヒントになるはずです。
30年前の銀歯──再治療で安心したはずが…
私の奥歯には、20代の頃に虫歯治療をした銀歯が入っていました。
しばらく問題なく使えていたのですが、年月が経つうちに違和感が出始めました。
診断は「銀歯の下で虫歯が再発」。
しかも神経を抜いた歯だったため、**再根管治療(根治)**が必要に。
治療は無事に終わり、新しい銀歯を装着して「これでしばらく大丈夫」と思っていたのですが…。
飛行機内で熟睡──目覚めたら、奥歯が痛い?
ある日、仕事の関係で飛行機に搭乗。
2時間ほどぐっすり寝たあと、起きた瞬間に「奥歯がズーンと痛む」ことに気づきました。
特に硬いものを食べたわけでもなく、外傷もない。
しかし、数日たっても痛みが治まらず、歯科を受診すると驚きの診断が…。
「奥歯の根が縦に割れています。神経を抜いた歯で弱くなっているうえに、強い力がかかったのでしょう」
おそらく、寝ている間に強く歯ぎしりしていたことが原因でした。
特に飛行機は気圧の変化や環境のストレスで食いしばりが起こりやすい状況。
まさかの「飛行機で寝ている間に歯が割れる」という事態に、正直ショックでした。
抜歯後の選択肢──私はインプラントを選びました
歯が割れてしまった以上、保存はできません。
抜歯のあと、歯科医から提示された選択肢は3つでした。
- 入れ歯(取り外し式)
- ブリッジ(両隣の歯を削って被せる)
- インプラント(人工歯根を埋める)
私は周囲の歯を削りたくない、噛み心地を妥協したくないという理由から、インプラントを選択しました。
インプラントの費用と感想──50万円の価値はあったか?
私が受けたインプラントの費用は、すべて込みで**約50万円(1本)**でした。
内訳は以下の通りです:
- CT撮影・診断料
- 手術費用(人工歯根の埋入)
- 上部構造(セラミックの人工歯)
- 定期検診・術後ケア
安くはありません。
でも、「もっと早くやっておけばよかった」と今では本気で思っています。
理由は以下の通りです:
- 食事が快適。肉も固い野菜も噛める
- 審美性が高く、見た目が自然
- 精神的ストレスがなくなった(入れ歯の心配ゼロ)
再発防止にマウスピースを導入。これは必須!
インプラントは完了しましたが、同じことが他の歯で起きたら意味がありません。
そこで歯科医に勧められたのが、**就寝中用のマウスピース(ナイトガード)**の作成です。
マウスピースのメリット:
- 歯ぎしりの衝撃を分散し、歯の割れを防止
- 顎への負担も軽減
- インプラントや自歯を長持ちさせる
今では毎晩使っており、朝起きたときの顎の疲労感がなくなりました。
神経を抜いた銀歯+歯ぎしり=高リスクの組み合わせ
今回の私のケースは、「再根治した銀歯が、飛行機内での歯ぎしりで破折した」という、ある意味“特殊”な例です。
でも、以下に当てはまる人は、誰でも起こりうる話です。
- 銀歯が10年以上前に入れたもの
- 神経を抜いた歯がある
- 歯ぎしりや食いしばりの癖がある(自覚がない人も多い)
この組み合わせは、歯の寿命を一気に縮めるリスク因子になります。
まとめ──歯を守るために、できることは今すぐある
今回の体験を通じて、私はこう感じました。
「歯は一度失えば、二度と元には戻らない。だからこそ“守る”意識が大切」
インプラントは素晴らしい選択肢ですが、そもそも歯を失わないことが一番です。
もし、あなたが以下のような状況にあるなら、
- 銀歯がある
- 根管治療を受けたことがある
- 歯ぎしりの自覚がある or 他人に指摘された
今日、ぜひ歯医者で相談してみてください。
マウスピースを作るだけでも、歯を守れる可能性は大きく広がります。
あとがき:これは“私の失敗談”であり“あなたの予防策”です
私は、何の自覚もないまま飛行機で寝ている間に歯を割りました。
でも、そのおかげでインプラントのありがたみや、歯ぎしり対策の重要性を痛感しました。
あなたには同じ思いをしてほしくない──
その気持ちでこの記事を書きました。
歯を守る一歩目は、「知ること」「気づくこと」から始まります。