【50代からの大腸内視鏡検査】毎回ポリープが見つかる私が語る「再発予防」と正しい検査間隔とは?


「また見つかった…」50代以降に増える大腸ポリープと向き合うために

「今回もポリープが見つかりましたね」

私は45歳以降に定期的に大腸内視鏡検査を受けており、そのたびにポリープが発見され、切除されています。

もはや「できるもの」として諦めそうになったこともありました。でも、大腸ポリープは“放置するとがん化する”ことがあるという事実を知ってから、考え方が大きく変わりました。

この記事では、私の体験を交えながら、

  • なぜポリープは再発するのか?
  • どうすれば予防できるのか?
  • 検査の間隔はどのくらいが適切なのか?

を分かりやすく解説します。50代以上の方にとって、自分の体を守るための「正しい判断」のヒントになれば幸いです。


大腸ポリープの種類とがん化リスク

ポリープにはいくつかの種類があります。

腺腫性ポリープ

もっとも多く、がんに進行する可能性があるとされるポリープです。サイズが大きくなるほど、リスクも上昇します。

過形成ポリープ

小さくて平坦な形が多く、基本的にはがん化しません。ただし一部、区別が難しいものもあります。

炎症性ポリープ

潰瘍性大腸炎など、炎症性腸疾患に伴うもの。がん化リスクは低めです。

特に腺腫性ポリープが複数見つかると、今後のがん発症リスクが通常より高くなるため、再発予防と定期的な検査が非常に重要です。


大腸内視鏡検査の流れと高齢者の注意点

検査の基本的な流れ

  1. 前日:食事制限(低残渣食)と下剤開始
  2. 当日:腸内を完全に空にするため下剤服用
  3. 病院で検査:約20~30分、ポリープが見つかればその場で切除
  4. 帰宅後:食事は柔らかいものを中心に

よくある不安「痛み」「副作用」

大腸内視鏡検査は、眠っている間に終わることが多く、痛みはほぼありません。ただし高齢になると、下剤による脱水や腸の動き低下などへの注意が必要です。


ポリープの再発を防ぐ!50代からの生活習慣改善

「切って終わり」ではありません。再発の防止には日々の生活が大きく関係しています。

食事の見直し

  • 食物繊維を意識(野菜、果物、全粒穀物)
  • 発酵食品(味噌、ヨーグルト、納豆)で腸内環境を整える
  • 赤身肉・加工肉の摂取を控える
  • アルコールはほどほどに、禁煙が望ましい

適度な運動

  • 週3回以上のウォーキングやストレッチ
  • 腹部の血流改善で腸の動きを活発に
    座りっぱなしが多い方は、1時間ごとに立つだけでも違います。

有効とされる栄養素・サプリ

  • ビタミンD:免疫・がん予防効果
  • カルシウム:大腸内の環境を中和
  • プロバイオティクス:腸内細菌のバランスを整える

※あくまで医師と相談したうえで取り入れましょう。


次の検査を見据えた「再発防止」と検査間隔の考え方

ポリープが見つかった後、再発予防のためには定期的な検査が必要です。私は1〜2年おきに検査をしています。

ポリープの状態と検査間隔の目安

ポリープの状況次回検査の目安
単発・小さい3~5年後
多発・大きい1~3年後
がん化リスク高6~12か月後

病院選びのポイント

  • 内視鏡専門医がいる
  • 年間検査数が多い(経験豊富)
  • 麻酔・鎮静対応がある

私が実践している「次回検査までのケア」

  • ポリープの検査結果を保管しておく
  • 次回予約の目安をメモしておく
  • 年1回は体調変化のメモを残す

【まとめ】再発を防ぎながら、50代から「攻めの健康管理」を

50代以降は、がんのリスクが高まる年代。
でも、早期発見と日々のケアがあれば、大腸がんは予防できる時代になっています。

私自身、毎年ポリープが見つかるたびに落ち込んでいました。でも今は、「ポリープが見つかるからこそ、がんになる前に対処できている」と前向きに考えられるようになりました。

大腸内視鏡検査は決して怖いものではありません。
ぜひこの記事をきっかけに、あなた自身の健康と向き合ってみてください。