【初心者必見】富士山登山に必要な持ち物リスト|初めてでも安全・快適に登るための完全ガイド

はじめに|初めての富士山登山、何を準備すればいいの?
「富士山って夏なら軽装で登れるんじゃない?」
そう思っているあなた、ちょっと待ってください。
富士山は標高3,776m、日本で最も高い山です。天候は変わりやすく、気温も麓とは10〜20℃も違います。登山道は砂利や岩が多く、体力だけで乗り越えるのは難しいことも。
この記事では、「初めて富士山に登る人」が迷わないように、安全に登頂するための必須装備と便利グッズをリスト形式で紹介します。これを読めば、準備不足によるケガやトラブルを未然に防ぐことができ、安心して登山を楽しめます。
絶対に必要な装備リスト|初心者が揃えるべき10アイテム
✅ 登山靴(ミッドカット以上・防水性)
スニーカーでは砂利道や雨に対応できず、靴ずれや転倒の原因になります。足首までカバーし、滑りにくいソールの登山靴を選びましょう。
✅ ザック(30〜40L+レインカバー)
日帰り〜一泊登山で使えるサイズ。チェストベルトと腰ベルト付きのものだと重さを分散できます。レインカバー付きが理想。
✅ レインウェア(上下セパレート・登山用)
傘では風に弱く使い物になりません。上下別の登山用レインウェアで、突然の雨にも対応しましょう。
✅ 防寒着(フリース・ダウンジャケット)
夏でも山頂は5℃前後。特に夜間登山ではダウンや厚手のインナーが命を守ります。
✅ ヘッドライト+予備電池
ご来光登山は深夜出発。ヘッドライトがないと何も見えません。スマホのライトでは不十分です。
✅ 手袋・帽子・ネックウォーマー
寒さと直射日光、さらに岩場での手の保護にも役立ちます。
✅ 飲料水(1.5L〜2L)と行動食(高カロリー・軽量)
チョコやナッツ、エネルギージェルなど、すぐ食べられて元気になるものをこまめに。
✅ サングラス・日焼け止め
紫外線が強く、目と肌にダメージが出やすいのが高山。意外と忘れがちですが必須。
✅ 携帯トイレ・ティッシュ・ごみ袋
山小屋のトイレは混雑・有料。携帯トイレを持参すれば安心です。
✅ ファーストエイドキット
絆創膏、鎮痛薬、胃薬、テーピングなど。疲労やケガへの備えを。
初心者がやりがちなミスとその対策
❌ スニーカーで登山
→ 雨で滑る・靴ずれ・疲労倍増。必ず登山靴を用意。
❌ 薄着・軽装
→ 山頂は極寒。ダウン+手袋・帽子・インナー重ね着が必要。
❌ スマホのライトだけで挑む
→ ご来光を見たいならヘッドライトが絶対条件。
❌ 飲み物が足りない
→ 高地では喉が渇きやすく脱水症状に。最低でも1.5L。
❌ 山の天気を甘く見る
→ 雨具と防寒具は「使わなくても持っていく」が鉄則。
高山病と体調不良への備え
富士山登山で最も多いトラブルは「高山病」です。
【症状】
頭痛、吐き気、めまい、食欲不振
【予防策】
- ペースをゆっくりに(焦らない)
- 水分をこまめに摂取
- 高山病予防のサプリ(酢のタブレットや酸素缶)を持参
※体調に異変を感じたら、即休憩。無理は禁物です。
あると便利な初心者向けグッズ
- トレッキングポール:足腰の負担を軽減。下山時に特に効果あり。
- エマージェンシーシート:休憩時や緊急時に体温を保てる。
- 小型モバイルバッテリー:スマホのバッテリー切れ対策。
- 耳栓・アイマスク:山小屋での睡眠の質が格段にアップ。
- 現金(千円札と小銭):山小屋の支払い用。クレカ不可が多い。
富士登山の基本ルールと豆知識
- 山小屋は事前予約が必須。飛び込み不可がほとんど。
- 吉田ルートが初心者にはおすすめ。山小屋が多く、案内標識も明瞭。
- ゴミはすべて持ち帰り。トイレも有料。
- 荷物は7〜8kgが目安。詰めすぎないよう注意。
まとめ|富士山は「準備が9割」
初めての富士山登山は、ちょっとした油断が大きなトラブルに繋がります。でも、事前にしっかり準備すれば大丈夫。
この記事で紹介した装備をそろえ、自分の体調を見ながらゆっくり登れば、あなたにもあの山頂の景色とご来光が待っています。
準備こそ、富士山登山の第一歩です!